株式会社SOFIX

SOFIX関連書籍販売

SOFIX書籍

SOFIX技術のバイブルとして必携の一冊「SOFIX物質循環型農業」、 そして勘に頼らない、有機農業の科学的アプローチを解説した「土壌づくりのサイエンス」をご紹介。 いずれも弊社代表の久保 幹の著書です。

LINEUP

  • SOFIX物質循環型農業

    SOFIX物質循環型農業

    SOFIX技術のバイブルとして必携の一冊

    再現性のある有機農業を世界で初めて可能としたSOFIX技術を、より理論的、実践的に深めることができる専門書として最適。 具体的な農地診断手法、有機肥料やバイオマス資源を用いた処方箋作成技術を詳細に解説。

  • 土壌づくりのサイエンス

    土壌づくりのサイエンス

    勘に頼らない、有機農業の科学的アプローチを解説

    SOFIX技術をまなぶ入門書として最適。土壌微生物のバランスが良い農地は農作物の収穫量も味も良い。微生物の役割を科学的に理解しながら、SOFIXの理論に基づいた「物質循環型農業」を実現する方法を紹介する。

SOFIX物質循環型農業

SOFIX物質循環型農業

SOFIX技術のバイブルとして必携の一冊

SOFIX(土壌肥沃度指標)は、生物指標による農地の診断・評価を定量的に可能にし、再現性のある有機農業システムを提供する世界初の技術である。 本書では、SOFIX開発の経緯や概念、またその理論や技術体系、土壌微生物の役割を科学的に理解しながら、SOFIXの理解を深めることができる。 また、SOFIX技術を用いた具体的な農地診断手法、有機肥料やバイオマス資源を用いた処方箋作成技術、さらには再現性のあるSOFIX有機農業技術の詳細を示し、物質循環型農業を提案している。 SOFIX技術をより理論的、実践的に深めることができる専門書として最適。

本書の特徴は、4つあります。

1. SOFIXが目指す物質循環型農業が明らかに

SOFIXが目指す物質循環型農業とは何かを理論的な面から明らかにしています。 炭素、窒素などの地球上の物質循環と土壌微生物、農業との関係を理論的に明らかにするとともに、 有機農業から化学農業へ、さらに科学的有機農業への変遷と展望を示しています。(第1章、第2章)

2. SOFIXそのものについて詳しく解説

SOFIXができた経過から、SOFIXの各データの持つ意味、パターン判定、農地評価、MQI(堆肥品質指標)、OQI(有機資材品質指標)、SOFIX有機標準土壌について詳しく解説しています。 ここを理解すれば、SOFIXの分析データを深く読み解くことができるようになります。(第3章)

3. 実践に役立つ内容

SOFIXを活用した土づくりの手順について、ヒヤリングシートから処方箋の作成まで、よくある事例への対処も含めて詳しく書いています。 さらに、水田、畑、樹園地、その他の植物等に分けて、SOFIX物質循環型農業の実施例を紹介しています。 SOFIX診断士の皆さんが農家さんにアドバイスする力を実践的に身につけるのに必要不可欠な知識です。(第4章、第5章)

4. SOFIXをめぐる最新の情報が盛り込まれている

物質循環活性の指標やSOFIXの推奨値と基準値、植物病害(根こぶ病)と土壌環境の関係、根内・根圏・非根圏での細菌の解析、細菌数と地温との関係など最新の研究成果を紹介。 また、SOFIX野菜の販売や理想的な物質循環型農業をめざした方向性についても触れています。(第6章)

目次

  • 第1章 物質循環と農業

    • 1.1 地球上の物質循環の概要
    • 1.2 炭素循環
    • 1.3 窒素循環
    • 1.4 リン循環
    • 1.5 イオウ循環
    • 1.6 ミネラル(金属)の循環
    • 1.7 土壌微生物の種類と特徴
    • 1.8 土壌微生物と農業
    • 1.9 物質循環,微生物,そして農業
  • 第2章 農業の変遷と展望

    • 2.1 経験的な有機農法の始まり
    • 2.2 化学農業の始まり
    • 2.3 有機農法と化学農法の違い
    • 2.4 化学肥料と有機肥料
    • 2.5 科学的有機農法の必要性
    • 2.6 土壌環境と微生物
    • 2.7 農業と微生物
  • 第3章 SOFIX(土壌肥沃度指標)

    • 3.1 SOFIXの開発の経緯
    • 3.2 SOFIX分析における各数値の意味
    • 3.3 SOFIXデータベースおよびパターン判定技術(畑,水田,および樹園地)
    • 3.4 SOFIXによる農地評価
    • 3.5 堆肥(発酵・有機資材)品質指標(manure quality index; MQI)
    • 3.6 未発酵・有機資材品質指標(organic material quality index; OQI)
    • 3.7 MQIおよびOQIによる堆肥および有機資材評価
    • 3.8 SOFIX有機標準土壌
    • 付録
  • 第4章 SOFIX物質循環型農業の実践

    • 4.1 土づくりおよび施肥設計の手順
    • 4.2 SOFIXヒアリングシート
    • 4.3 SOFIX分析およびパターン判定
    • 4.4 MQI分析およびOQI分析
    • 4.5 処方箋
    • 4.6 SOFIX精密診断
    • 4.7 SOFIX診療録(カルテ)およびSOFIX処方履歴の作成
  • 第5章 SOFIX物質循環型農業の実施例

    • 5.1 水田
    • 5.2
    • 5.3 樹園地
    • 5.4 その他の植物
  • 第6章 SOFIX関連情報

    • 6.1 物質循環活性の指標
    • 6.2 畑,水田および樹園地におけるSOFIX 基準値および推奨値
    • 6.3 植物病害(根こぶ病)と土壌環境
    • 6.4 根内,根圏,および非根圏での細菌の解析
    • 6.5 細菌数と地温
    • 6.6 SOFIX 野菜販売
    • 6.7 理想的な物質循環型農業を目指して
土壌づくりのサイエンス

土壌づくりのサイエンス

勘に頼らない、有機農業の科学的アプローチを解説

微生物がバランスよく、たくさん活動している農地は、収穫量が多く、おいしい農作物をつくることができます。

立命館大学で環境微生物学を研究する著者が開発した「SOFIX(土壌肥沃度指標)」は、 世界で初めて、土の中の微生物量を計測し、「見える化」することで 生物指標による農耕地土壌の診断を可能にした技術です。

本書は、土壌微生物の役割を科学的に理解しながら、 SOFIXの理論に基づいた「物質循環型農業」を実現する方法をご紹介しています。

目次

  • はじめに

    • SOFIXに基づいた土づくりの流れ
    • SOFIX診断書の見方
    • 微生物がよく動く土壌とは?
    • 物質循環型農業を実現する
  • 第1章 農業生態系と物質循環型農業

    • 生態系の中に農業はある
    • 食物連鎖により物質は循環する
    • <農業生態系における物質循環①>
      炭素循環のメカニズム
    • <農業生態系における物質循環②>
      窒素循環のメカニズム
    • <農業生態系における物質循環③>
      リン循環のメカニズム
    • <農業生態系における物質循環④>
      ミネラルの循環
    • 植物生長に適した土とは?
    • 物質循環型農業のすすめ
  • 第2章 微生物を考えた土づくり

    • 土の中にいる微生物
    • 微生物が土壌中で担う役割とは?
    • 環境が違えば生きる微生物も変わる
    • 「土の力」は微生物で決まる
  • 第3章 微生物を動かす肥料の活用

    • 化学肥料と有機肥料
    • 施肥方法による農作物の違い
    • 有機物が微生物を活性化する
    • 余剰有機資材の隠れた効能とは?
  • 第4章 土壌肥沃度とその維持・改善

    • 土壌肥沃度を評価する3要素とは?
    • <土壌肥沃度①化学性>
      土の中の肥料成分を把握する
    • <土壌肥沃度②物理性>
      ふかふかでやわらかい土づくり
    • <土壌肥沃度③生物性>
      土壌中の生物の働きを評価する
    • 生物性を軸に土壌肥沃度を向上させる
    • 土壌肥沃土をどのように維持・管理するか
    • 地域のバイオマス資源を堆肥として活用
  • 第5章 SOFIXによる物質循環型農業の実現

    • 環境微生物学から生まれたSOFIX
    • SOFIXによる有機農法の考え方
    • 土壌微生物数をDNAで計測する
    • 窒素循環をSOFIXにより解析する
  • 第6章 SOFIX診断とその処方の実際

    • 畑・水田・樹園地でのSOFIXデータ
    • 分析シートからみえる農地の様々な健康状態
    • SOFIXに基づいて効率的な有機農法を実現する